都市特有の気象現象
都市では、人工廃熱、建造物の材質構造、大気汚染が原因となり、都市特有の気象現象が発生しています。世界有数の大都市である東京も例外ではなく、熱帯夜や集中豪雨の発生といった気象現象が報告され、大きな社会問題となっています。本研究課題では、地上観測と衛星観測の併用による、都市気象の広範囲な把握を行います。
代々木校舎2号館屋上に気象観測装置を設置し、継続観測を開始しました。この装置により代々木地区における風向風速、温湿度、雨量の連続観測を行うことができます。
この気象観測装置は、都市型気象の把握を目的として設置されました。今後、同様の装置を郊外にも設置し、郊外と都市部の気象現象の違いを中心とした観測を行う計画です。
また、地球観測衛星による都市地域の観測画像と、気象観測装置のデータの比較も行う予定です。